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ボーダーライン/真保裕一

ボーダーライン (集英社文庫)ボーダーライン (集英社文庫)
(2002/06)
真保 裕一

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【あらすじ】
ロサンゼルスの日系企業で働く探偵のサム永岡は、一人の若者を捜すように命じられた。国境に近い町で見つけた彼は、天使のような笑顔を見せながらいきなり発砲してきた―――。人としての境界を越えた者と、そんな息子の罪を贖おうとする父親。ふたりにかかわった永岡もまた、内なるボーダーラインを見つめる・・・・。重層的なテーマが響く傑作長篇! (裏表紙より)
【感想】
真保氏、また一皮剥けて今まではちょっと違う作品を献上してくれました。もともと社会派(ご本人はこう言われるのを嫌っていらっしゃるようですが)と言われ、マイナーながらもとてもプロフェショナルな職業を取り上げていたので、どちらかというとハードボイルド的な筆致ではあったんだけど。
本書で好感が持てたのは、主人公・永岡オサム(通称サム)が特にカッコイイ探偵とかではなく、普通の人で、どういうわけか探偵と同じようなことをするようになっていた、という人だから、すごく悩む。普通の人なら当たり前だと思う。どこまで調査上、プライベートに首をつっこんだらいいのか、などなど。彼自身、トラウマとなっていることもあるのだが、この事件にかかわって大きく成長する。そしてカッコイイ人となるのだ。
「ボーダーライン」はもちろん「国境」を意味し、本書でもUSとメキシコのボーダー付近の町などがでてくる。それにかけて心のボーダーライン(境界線)についても触れられている。こっちの方が本筋だけど。その心の境界を越えてしまった、それも息子を持った親の気持ち。読んでいてとても痛い。親にだって打算はある。それに人間なのに。子供たちはパーフェクトな親を求める。う・・ん、つらい(苦笑)。私がもう親の側だから思うのかもしれないけれどね。自分の子供が・・・と考えると、子育てというのは本当に大変なことなのだと考えさせられる。
是非、サムを主人公にしてUSでのハードボイルド的活躍を書いて欲しいものだわぁ。
【★★★★】

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真奈

Author:真奈
ドイツ在住15年。ミステリ愛読歴3●年!
なんとか日本のミステリ小説をあの手この手でゲットして読んでいますo(TヘTo)
三度の飯よりもミステリ小説が好き♪という乱読派。
今年、日本へ帰国する予定。やっと読みたい本が読める!と楽しみにしています♪
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