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鬼子母神/安東能明

鬼子母神 (幻冬舎文庫)鬼子母神 (幻冬舎文庫)
(2003/10)
安東 能明

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【あらすじ】
保健センターに勤める保健婦の工藤公恵は、渡井敦子という若い母親からの異常な電話を受けた。ただならぬ様子を察して駆けつけた公恵が目にしたのは、敦子の三歳になる長女・弥音が血まみれとなった姿だった。幼児虐待―――そう直感し、渡井母子を注意深く見守り続けるが、事態は意外な方向へ・・・・。平凡な家庭に潜む地獄図を描いた問題作!    (裏表紙より)
【感想】
第一回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。テーマは「幼児虐待」なのですが、様々な症例(DVやMSBPなど)が複合され、こりゃ~もう精神病という他にないくらいの凄まじさです。幼児虐待に対する行政の対応やシステムについても細かく描かれ、欧米に比べて遅れている現状を問題提起しているとも言えます。といっても通報があり直ちに理由は如何ですら子どもを保護してしまうという欧米のシステムにもはてな?なんですけどね。親は無実で子どもを取り返すまでに裁判に続く裁判で最低3年はかかります。
あ、逸れましたが・・・・。なんとなく母親たちの気持ちも分からない訳じゃないんです。子育ては母親の仕事と決まっちゃっている現実、外にでる父親にはわからないことがたくさんあり、その責任を放棄すらしています。母子密室になるとどうしても溜まったフラストレーションは弱者であり、思うとおりになる子どもに向かうのです。でも、そこで働くのが人間の理性。この理性が間違った方向に向かったり、消失した時に事件は起こってしまうのだと思います。
それにしても、本書の母親は異常の異常だし、ある意味、その子どもも異常です。貴志氏の「黒い家」の主人公とつながるものがあります。もう狂気としか言いようがありません。それでいてその虐待を防止する立場の主人公にも心の闇があり・・・。マジで怖気が走る一冊でした。
【★★★】

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真奈

Author:真奈
ドイツ在住15年。ミステリ愛読歴3●年!
なんとか日本のミステリ小説をあの手この手でゲットして読んでいますo(TヘTo)
三度の飯よりもミステリ小説が好き♪という乱読派。
今年、日本へ帰国する予定。やっと読みたい本が読める!と楽しみにしています♪
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