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フラッシュ・バック39 Ⅱ/永井泰宇

フラッシュ・バック39―刑法第三十九条〈2〉 (角川文庫)フラッシュ・バック39―刑法第三十九条〈2〉 (角川文庫)
(2002/01)
永井 泰宇

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【あらすじ】
夜の新宿歌舞伎町。刃物を持った男が街中に飛び出し、意味不明の言葉を発しながら人々に襲いかかる。すぐさま男は取り押さえられ、事件は片付いたかと思われた。ところが取調べ中、犯人が奇妙な行動をとったことから、警察は精神鑑定を依頼。鑑定人・小川香深は覚醒剤の副作用と診断する。真相を探るべく犯人の故郷を訪れた香深が行き着いたおぞましい真実とは・・・・。今なお日本中で論議の絶えない「刑法第39条」の是非を問う問題作、シリーズ第二弾。緊急文庫化!!   (裏表紙より)
【感想】
惨すぎてやり切れない気持ちになった。街中で突然、凶器を持ち暴れだした男。その男はホームレスを一人殺してしまった。でも本人には記憶喪失のような症状が表れ徐々に思い出してくる。そうしたら男は外科医で、赤ひげ先生と呼ばれるほど献身的な外科医だった・・・・。
ということで劇的なデビューを1作目で果たした香深(かふか)が精神鑑定をすることになったという訳なのですが、あまりに矛盾が多すぎ、彼女はその加害者の過去を探ります。
現実にもあった少女暴行事件。監禁したあげく暴力によって未成年の少年たちに殺され、ドラム缶にコンクリート詰めされた事件。記憶にそう遠いことではないでしょう。その事件をベースとした事件が本書にもでてきます。
どうして世間は被害者や被害者の家族に冷たいのでしょう? 不条理に殺された被害者なのに、噂話をこえて、被害者にも非があったとか、言動に責任なんかなく非難したり。自分の身の上に粉さえ掛からなければいいとばかりに、無責任な噂話をし、その家族を敬遠。ただ面白い話であればいいんです。世間ってそんなもんなんだ・・・で終わらせたくない話です。突然に家族を失う遺された家族に残る思いは、本当に苦しいものなんですよ! 実際、経験してみないとわからないのかもしれませんが。
読んでいて思ったのですが、悪いことをする人には遅かれ早かれ、いろいろな形になって罰がくだるんだなぁ~ってこと。宗教とかぬきにしてね、私はそう感じました。
永井氏作品はこの「39」シリーズで知りました。永井氏はあとがきにこう書いています。「刑法39条および41条、覚醒剤をはじめとする薬物、被害者遺族の悲劇等々に対する怒りに駆られて物語を書き綴った」と。もっとたくさんの人々がこういうことに怒りを持たなくてはいけないと思う。今回は自分に関係ないことでも、明日はわが身に振りかかることかもしれないのだから。
【★★★☆】

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真奈

Author:真奈
ドイツ在住15年。ミステリ愛読歴3●年!
なんとか日本のミステリ小説をあの手この手でゲットして読んでいますo(TヘTo)
三度の飯よりもミステリ小説が好き♪という乱読派。
今年、日本へ帰国する予定。やっと読みたい本が読める!と楽しみにしています♪
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