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燻り/黒川博行
- 2010-02-27(12:15) /
- 短編集/中編集/アンソロジー
燻り (講談社文庫) (2002/04/15) 黒川 博行 商品詳細を見る |
【あらすじ】
騙し騙され、一攫千金を狙っては燻り(くすぶり)続ける男たち。関西アンダーグラウンド世界に蠢く悪党どもが、シノギを削って繰り広げる暗躍死闘を活き活きと描く。悪意の手際、会話の一言、仕種の細部にまで行き渡った、痺れるほどの緊張感とリアリティ。極上のピカレスク・ハードボイルド、9編を収録した傑作集。 (裏表紙より)
【感想】
なんでだろう・・・・読んでいて、バカな男ばっか!と思うハズなのに、本書は許せちゃうんだよね~。本当、頭の悪い低脳な男ばっかりなのに。で、思ったのが、関西弁だからなんだと思う、きっと。許せちゃうっていう言い方はヘンなんだけど、「どうしようもないなぁ~」と笑えちゃうのです。
黒川氏って幅の広い作家ですよね。デビュー作「キャッツアイころがった」はよく覚えています。その後、ちょっとお姿が見えないなぁ~と思ったら、どど~っと良い作品を書き出しましたよね。どれもピカレスクといえばピカレスクなのですが、どの作品もエンターテイメント性があり、読者を楽しませてくれます。
本書はそんな黒川氏が書いた短編集。どうしようもない底辺を彷徨っている男たちの物語です。不思議と私は嫌いじゃないんですよね、黒川氏の世界が。
【★★★】
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- THEME : 短編集・ショートショート
- GENRE : 本・雑誌
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