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閉鎖病棟/帚木蓬生

閉鎖病棟 (新潮文庫)閉鎖病棟 (新潮文庫)
(1997/05)
帚木 蓬生

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【あらすじ】
とある精神科病棟。重い過去を引きずり、家族や世間から疎まれ遠ざけられながらも、明るく生きようとする患者たち。その日常を破ったのは、ある殺人事件だった・・・。彼を犯行へと駆り立てたものは何か? その理由を知る者たちは-----。現役精神科医の作者が、病院の内部を患者の視点から描く。淡々としつつ優しさに溢れる語り口、感涙を誘う結末が絶賛を浴びた。山本周五郎賞受賞作。     (裏表紙より)
【一行目】
名前を呼ばれてソファから身体を離した。
観葉植物が置かれた待合室には三十歳くらいの女性がひとりいるだけで、島崎由紀が立ち上がったときも、こちらに気をつかってか週刊誌に見入ったままだった。
【感想】
読んでいる最中もだったけど、なんか胸が痛かった。自分では精神障害者やハンディキャップの方たちを特別に意識しているわけではないと思っているけど。でも、やはりどこかに哀れんでいる自分がいるからなんだろうなぁ。
本書は患者の視点から淡々とごく普通に描かれている。それがまた哀しく感じるのだ。
病気だとはわかっていても、突然凶暴になったり挙動がヘンなことになったりすると、そうじゃない私たちはどうしていいかわからず畏怖してしまう。そのことを想像して、特別視してしまう。
本書に登場する患者の人たちはとってもピュアに感じられる。「普通」というボーダーの定義はどこにあるんだろう?ってフっと考えてしまった。
なんかうまく言葉にできないんだけどねぇ。
とっても哀しい殺人事件があるわけなんだけど・・・なんか社会の不条理を感じてしまうというか。
最後に裁判の場面がありますが、もう涙&涙でした。
いやぁ~~本当、帚木氏の作品は素晴らしいと思います。すごく考えさせられることがたくさんあるんだもん。
社会の中でやっていくって大変なことだらけだけど、彼らのように純粋な心を保っていたいなぁとも感じました。
昨今の帚木氏の作品もエンタテイメント性があり素晴らしい作品が多いのですが、私は初期の作品群がとっても好きです。本書も94年頃に出版された作品です。
【★★★★】

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真奈

Author:真奈
ドイツ在住15年。ミステリ愛読歴3●年!
なんとか日本のミステリ小説をあの手この手でゲットして読んでいますo(TヘTo)
三度の飯よりもミステリ小説が好き♪という乱読派。
今年、日本へ帰国する予定。やっと読みたい本が読める!と楽しみにしています♪
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