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偽りの街/フィリップ・カー

偽りの街 (新潮文庫)偽りの街 (新潮文庫)
(1992/06)
フィリップ カー

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【あらすじ】
1936年、ベルリン。オリンピックを間近に控えながらも、ナチ党の独裁に屈し、ユダヤ人への迫害が始まったこの街で、失踪人探しを仕事にするグンターに、鉄鋼王ジクスから調査の依頼が舞い込んだ。ジクスの一人娘とその夫が殺され、高価な首飾りが盗まれたという。グンターはナチ党政府高官だった娘婿の身辺を洗い始めるが・・・・。破局の予感に震える街を舞台に描く傑作ハードボイルド。      (裏表紙より)
【一行目】
 けさ、フリードリッヒ通りとイェーガー通りの角で、ふたりの突撃隊員が『シュトゥルメル』誌の赤い掲示箱を建物の壁から取りはずしているのを見た。『シュトゥルメル』は、ユダヤ人迫害運動の急先鋒であるユリウス・シュトライヒャーが主宰する反ユダヤ主義の週刊誌だ。アーリア人の乙女が鼻の大きい好色そうな醜男に抱かれている春画まがいの絵で飾られたその掲示箱は、優柔不断な読者の目を引きつけ、安手の興奮をあおる視覚的効果を持っている。まともな人間なら、見向きもしないだろうが・・・・。ともあれ、ふたりの突撃隊員はその掲示箱を、ほかのいくつかと並べて、トラックの荷台に載せた。たいして慎重に扱っていないらしく、少なくとも二個は、ふたのガラスが割れていた。
【感想】
ベルリンを舞台にしたのなら、最高な時代背景ですね。とっても興味があります。残念なことにベルリンには2回しか行ったことがありませんがねぇ。
ナチスの独裁体制のための準備期間で、暗い闇が翳り始めたベルリン。フィリップ・カーはイギリス人ですが、当時のベルリンの描写はなかなか上手く表現されていて興味深いです。
私立探偵のグンターはマーロウに似ています。あはは 気骨があって、ちょっとシニカルで。
本書ではそのグンターが大富豪ジクスの依頼で動きますが、調査を進めていくうちにどっぷりとナチ党の暗部へと入ってしまいます。
ユダヤ人迫害もどんどんエスカレートし、悪名高きダッハウの収容所の描写もあり、なんだかなぁ~と言う気持ちになります。
結末的にはすっきりしない部分もありますが、本書はベルリン三部作の1作目。やっぱり他の2冊も読まなきゃ!です。
【★★★★】

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真奈

Author:真奈
ドイツ在住15年。ミステリ愛読歴3●年!
なんとか日本のミステリ小説をあの手この手でゲットして読んでいますo(TヘTo)
三度の飯よりもミステリ小説が好き♪という乱読派。
今年、日本へ帰国する予定。やっと読みたい本が読める!と楽しみにしています♪
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