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依頼人/ジョン・グリシャム
- 2010-03-18(00:19) /
- ★★★★★本(海外モノ)
依頼人 (小学館文庫) (2002/12) ジョン グリシャム 商品詳細を見る |
【あらすじ】
少年の名はマーク、11歳。その日彼は弟のリッキーをつれてタバコを吸うために森へ行き、一人の男の自殺に遭遇してしまう。自殺した男は上院議員殺害の嫌疑がかけられているマフィアの弁護士で、死のまぎわ恐るべき秘密情報をマークに打ち明けた。秘密をしゃべったら自分も殺される。たった1ドルで弁護を引き受けてくれた女弁護士レジーと共に、彼は巨大な権力に追われ始めた・・・・。 (上巻裏表紙より)
【一行目】
マークは十一歳。この二年間はタバコを吸ったり吸わなかったりで、禁煙しようとは思わなかったものの、中毒にならないように注意はしていた。好きな銘柄は、いなくなった父親が吸っていたクールだったが、母親は日にふた箱の割合でヴァージニアスリムを吸っていて、平均すると週に十本から十二本はくすねることができた。母親はいろいろな問題で手いっぱいであり、子どもたちのことになると、いささかお人よしである。だから、長男が十一歳にしてタバコの味を覚えているとは想像もしていなかった。
【感想】
ジョン・グリシャムの傑作ですね! グリシャム作品はすごい作品がたくさんあるけど、1番好きです。
隠れてタバコを吸うために弟と一緒に見つからない場所に行った少年。そこで一人の男の自殺を目撃してしまいます。男は死ぬ前に子どもたちをみつけ、車の中へひきずり込み、秘密を打ち明けます。怖くなった二人は車からなんとか脱出。そして男は自殺を決行。
怖くなった二人は目撃のことは誰にも言えずにいたのですが、小さい弟には精神的負担が大きく、自分の殻の中へ閉じこもってしまいます。
自殺した男は失踪した上院議員の事件と関係あるだろうと見なされているマフィアの弁護士。目撃した子どもたちの存在がFBIにもそしてマフィア側にも見つけ出されていき、家族を守るために11歳の少年が立ち上がります。そこで偶然にも助け舟を出したのが熱血女弁護士のレジーでした。
そして、二人は、じりじりと攻めてくるマフィアから逃れながらも事件の真相へと近づき・・・。
少年は決して恵まれた生活をしているわけじゃないけど、聡明でがんばる姿に涙&涙。そしてリジーもいい味をだしています。ちょっとオツムの弱いマフィアとかもでてきて、コミカルではあるのですが、二人の安否にドキドキもの。
本書は映画化もされていて、大好きなリジーはこれまた私の大好きな名女優スーザン・サランドン! この映画も大好きです^^
小説で読むと少年の心の動きがもっとわかり、物語の中へどんどん入り込めますよ。ラストはホロリときますしねぇ~。
総合的に考えても、本書は間違いなく5つ★です!
【★★★★★】
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- THEME : 大好きなミステリ小説本
- GENRE : 本・雑誌
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