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ベルリン・レクイエム/フィリップ・カー

ベルリン・レクイエム (新潮文庫)ベルリン・レクイエム (新潮文庫)
(1995/10)
フィリップ カー

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【あらすじ】
1947年、ナチス・ドイツ崩壊後のベルリン。大戦を生き延びたグンターは廃墟と化した街で、細々と探偵稼業を再会していた。そんなある日、ソ連駐留軍の大佐から、殺人で逮捕された男の嫌疑を晴らしてほしいとの依頼を受け、グンターはウィーンに赴いた。彼は事件の核心に迫るにつれ、旧ナチの亡霊が蠢いていることを知った・・・・。<ベルリン三部作>の掉尾を飾るスパイ小説巨編。     (裏表紙より)
【一行目】
 今日のドイツ人は、生きながらにして煉獄へ堕ち、祖国の犯した罰せられざる罪、悔い改められざる罪を、この地上にて償わされる。四大陸の、いや、現実にはうち三国の祈りの力を借り、ドイツの罪がついに浄められるその日まで。
【感想】
ドイツの戦後はそれはひどいものだったらしいです。あまりにもナチが犯した冒涜がクローズアップされるから、ドイツ人=悪人の図式ができてしまい、戦後のドイツ人のことなんて何も知りませんよね。
やっぱり戦争の犠牲者は一般の人たちなんです。上層部のやり方に振り回され、残った老人や女性たちがほぼ壊滅状態の街を復興させたんですから。
本書にもその描写などが書かれていて、私としてはうれしかったです。そのことを英国人であるカーが描いてくれたから。
この作品はベルリン三部作の完結編。1作目ではマーロウばりのハードボイルドだったのに、時代背景とともに、2作目では警察官になっての警察小説っぽく、そして本書では戦後の動乱期におけるUSとソ連の諜報合戦、スパイ小説という形になっています。
鉄の壁が築かれる前のベルリンを舞台に、ソ連の将校から仕事を頼まれるグンターはオーストリアのウィーンへ飛びます。そして諜報合戦の渦へと巻きこまれていきます。
グンターは複雑なこの事件を紐解いていくわけですが、時代は刻々と冷戦時代へと突入していきます。
ラストがねぇ~~、ソ連もいい人がいるのねぇ~~とニッコリしてしまいました。
そうだよねぇ・・・ステレオタイプにその国の国民を考えちゃいけないのに、どうも先入観というか冷戦時代もあったからソ連=悪い国みたいなところがやっぱりあります。
私としてはとっても満足のいく、ベルリン三部作の完結となりました。できれば最初の「偽りの街」から読んでくださいねぇ^^
【★★★★☆】

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真奈

Author:真奈
ドイツ在住15年。ミステリ愛読歴3●年!
なんとか日本のミステリ小説をあの手この手でゲットして読んでいますo(TヘTo)
三度の飯よりもミステリ小説が好き♪という乱読派。
今年、日本へ帰国する予定。やっと読みたい本が読める!と楽しみにしています♪
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